ヨーロッパやアメリカなどの家庭では、階段やリビングの壁などに、折に触れて撮影した家族写真やポートレート写真がきれいに額装して飾られていることは、珍しくありません。その時々の素敵な姿を写真に残しておこうという文化があるのでしょうね。
では、日本ではどうでしょうか? あまり見かけないように思うのです。
人生の節目に、『今』を生きる自分の姿を写真に残しておくことは、自分の生きた証となり、とても素晴らしいことだと思います。私はこれを「ライフフォト」と呼んでとても大事な撮影と考えています。もちろん、この撮影を生前遺影として依頼する方もおられます。たしかにこの撮影は、いずれその役目も果たすことになるかもしれませんが、この写真の持つ意味はそこだけにとどまらず、むしろ、今生きることに関わるものだと、私は思います。
今生きているあなたご自身が、素敵な形で写真に残るからです。それはきっとあなたの「生きる力」になることでしょう。ライフフォトを依頼される方は年配の方だけではなく、若い方もいらっしゃいます。
アーティストの方のコンサートのチラシやウェブサイト掲載用に依頼されることもたくさんあります。
また、個人としてでなく、会社のウエブサイトやパンフレット用に撮影を依頼されることもあります。
大切な場所、大好きな場所で、あなたの『今』という一瞬を、写真に残してみませんか。